さく。写真館 ファサードデザイン

レトロなビルで事業を始めた「さく。写真館」のファサードデザイン。

高知市升形、路面電車電停前という恵まれた立地でありながら、隣に建つビルとの関係から控えめな存在感であった。できるだけ多くの人に気付いていただけること、合わせて2階にある事務所までのアプローチ空間のデザインを提案した。

ここでは、高知の美しい自然に注目し「ロケーションを活かした思い出づくり」というコンセプトを挙げる「さく。写真館」に呼応するように、「自然の風景を建築化する」をコンセプトとし、高知の「緑・木・土・碧（あお）」をキーワードに、デザインを展開することとした。

外観は、主張しすぎることがなく、しかし確かに人々の目に留まる視認性の高いサインを設え、SNS等のデジタルな拡散をも視野に入れ、新たなつながりを生み出すことを目指した。アプローチに配された緑と一体化されたサインは、訪れる人を迎え入れる象徴的なフォトスポットとしても機能する。

「さく。写真館」は、高知の美しい自然の中で、特別な思い出を紡ぐ場所となるだろう。